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安東河回村

 安東(アンドン)市にある河回村(ハフェマウル)は朝鮮時代の住居樣式と村の形態をそのまま残している所です。そして人工的に造られた村ではなく現在も人が住んでいます。
 河回村(重要民俗資料 第 122号)は三面が洛東江に囲まれています。そのため村の名前を水が回って流れるということから河回と呼んでいます。河回村は周囲に古い松林とひろく柔らかい砂浜が形成されていて向かい側には絶壁があります。朝鮮(1392〜1910)時代の儒学者である 柳雲龍(1539〜1601)と壬辰倭乱(1592年の日本の侵入)の時に大きな功をたてた柳成龍(1542〜1607)兄弟により広く知られるようになりました。
 山と川に囲まれた地理的な条件から敵の侵入を一度も受けたことがなく両班(ヤンバン)の瓦家から民家の藁葺き家まで昔の姿をそのまま保存しています。この村では180戸あり豊山柳氏の村です。宝物に指定された家屋は宝物 第306号の養眞堂と 宝物 第 414号の忠孝堂があります。それ以外にも重要民俗資料として河回北村宅(第84号), 河回南村宅 (第90号), 河回主一濟(第91号) 等が指定されています。
 河回村といえば 別神グッ仮面劇(村の平和と豊作を祈る儀式)と河回仮面が有名です。河回 別神仮面は残っている仮面の中で最も古い仮面で, 河回別神グッ仮面劇に使われます。 河回村は1999年 イギリスのエリザベス女王の訪問により有名になりました。
 
秋の夕暮れ時
安東河回村
 
河回村(ハフェマウル)地図
ハフェマウルの地図

北村宅 北村宅(ブッチョンテッ)は、河回村(ハフェマウル)の北側を代表する建物のひとつです。1862年に建てられた朝鮮時代の典型的な両班屋敷となっています。

養真堂 養真堂(ヤンジンダン):柳雲竜(儒学者)の住まいだった建物で豊山柳氏の大宗家です。忠考堂とともに河回村を代表する建物となっています。高麗時代の様式と朝鮮時代初中期の様式を、併せ持つ貴重な建物です。

芙蓉台 芙蓉台(ブヨンデ)は、洛東江(花川)をはさんで河回村の向かい側にある絶壁の小高い山です。渡し舟に乗って行くことが出来ます。優雅に蛇行する洛東河と河回村を見渡すことがでるビューポイントとなっています。なお、冬場(11〜2月)渡し舟は運休となります。

燕坐楼 燕坐楼河回村出身で左議政(当時の総理大臣)にまで出世した柳成竜(朝鮮時代の学者)が学問を修め、隠居した場所です。

上記以外の 河回村の写真
 

 

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