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束草

 韓国の東北に位置する束草(ソクチョ)は、海、山、温泉、海 水浴場など、豊かな観光資原を持つエリアです。6.25戦争(朝鮮戦争)以降、北朝鮮を故郷に持つ人々がこの束草に定着しながら都市の人口が急増、「束草」という地名は野草の一種である木賊(とくさ)という植 物がたくさん育つことから名付けられたと言われています。
 1991年の世界ジャンボリー大会や1999年の国際観光エキスポなどの開催都市にしていされることにより国際的な観光都市に成長。最近では北朝鮮にある 名山・金鋼山に発つ雪峰号が、この束草にある国際旅客船ターミナルから出発するため、観光客も更に増加しています。また束草から30-40分の距離にある襄陽市の襄陽国際空港が2002年4月に開港し、アクセスも便利になりました。
 
束草
 
 束草は天恵の観光資原があり、夏には束草海水浴場などの海岸、秋には紅葉、冬には雪化粧した雪岳山など、一年を通じて美しい風景を楽しむことが でき、昔から束草8景と数えられるほど名勝が多く、最近ではドラマ「秋の童話」や映画のロケ地としても注目を集めるエリアとなっています。
 
束草のホテル

束草 地図

束草の地図

束草の観光名所

 雪山、雪峰山などの名前でも呼ばれる雪嶽山(ソラクサン)は、早くから降り積もった雪が長く残っていて、岩石が雪のように白い色のため雪嶽と呼ばれます。雪嶽山国立公園は1965年11月に雪嶽山一帯が天然記念物保護区域に指定されました。その後1973年12月に公園保護区域に、1982年8月に国連教育科学文化機関(UNESCO)によって生物圏保存地域に設定されました。
 最高峰である大青峰を中心に東を外雪嶽、西を内雪嶽といい、外雪嶽はまた北外雪嶽・南外雪嶽に分けられます。外雪嶽は雪嶽洞入口であるムルチを経て入る道と、束草から尺山温泉を通ってモクウジェ峠を経る道があります。ムルチから流れる千仏洞渓谷は、大青峰から流れ出る水流が北側に流れる水流で、臥仙台・飛仙台・金剛窟・文殊潭・五連瀑布・陽瀑布・陰瀑布・天堂瀑布など、雪岳山の代表的な景色を形成しています。大青峰から稜線に沿ってミスン峰に至る恐竜稜線は優れた岩壁美を見せてくれます。土旺城渓谷の近くには釋迦峰・文殊峰・普賢峰などの高い山で構成されています。また六潭瀑布・飛竜瀑布・仙女峰・土旺城瀑布・華彩峰など、自然が作り出した作品を鑑賞することができます。ウルサン岩渓谷は神興寺を始点として、北側に湧いたウルサン岩から上っていく渓谷ですが、内院庵・継祖庵などがあります。雪嶽洞から南には権金城があります。
 
 神興寺(シヌンサ)は公園の入場券売り場から本堂まで歩いて10分程度のところに位置する寺。真徳女王(?-654、新羅の28代目の王)6年(652年)に全国の有名な寺院を回りながら旅していた慈蔵律師(590〜658)が建てた寺で、元々の名前は香城寺と言いました。破損がひどく何度か再建され現在の姿となっています。 神興寺に行く道には、高さが約10mにもなる巨大な青銅座仏像があります。台地に花岡岩を積んで作られた大きい花岡岩の上に建てられた仏像を過ぎて右に入れば、渓谷を渡ることができる県垂橋があり、この橋を渡れば、石積んで作られた長い石垣のすぐそばには天王門があり、その門を通って寺の中に入ることができるようになっています。入口には大きな四天王の彫刻(刀を持った持国天王、琵琶を持った多門天王、塔をもった広目天王、竜を持った搨キ天王)が左右に4体ありますが、禅定寺の創建当時にあったもので、その他彌勒菩薩、観音菩薩、勢至像など、義湘大師が直接彫った仏像があり、その当時建てられた法堂、大雄殿、冥府殿、普済楼、七星閣などの建物も残されています。また重要文化財の宝物第443号に指定されている香城寺址三重石塔も見所のひとつです。
 
アバイ村  青湖洞(アバイ村)は北韓(朝鮮民主主義人民共和国)出身の人々が暮らす村で、通称「アバイ村」。この「アバイ」とは「年老いたもの」という意味を表す咸鏡道の方言ですが、これは6.25戦争当時、北韓から避難してきた人々にお年寄りが多かったことから付けられた名前です。青湖洞は昔ながらの家々が立ち並んでおり、まるでソウルの70年代の様子を再現した生きた民俗村のようなところ。この村と村へ行き来するときに使われる渡し舟がドラマ「秋の童話(日本題:オータム・イン・マイ・ハート)」に登場し、一躍有名になり、今では観光名所となりました。
 

 

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