韓国 
慶州 鶏林

 鶏林(ケリム)は、伝説によれば慶州金氏発祥の地とされる場所です。
 西暦65年(脱解王9年)、瓠公(ホゴン)が半月城(パヌォルソン)のそばを歩いていると、始林という林の中がキラキラと光っているのを見つけました。天から紫色の雲が伸びており、見ると木に金色に輝く櫃(ひつ)がありました。木の下では鶏が何かを知らせるかのように声高く鳴いていました。驚いた瓠公は、脱解王(タルヘ王)に報告し、脱解王が始林まで駆けつけ金の櫃を開けてみると、中から美しい男の子が出てきました。脱解王はこの男の子を閼智(アルチ)と名付け、また金の櫃から生まれたとして「金」の苗字を与えました。このとき与えられた金の苗字が現在まで脈々と続く慶州金氏の始まりとされています。
それ以来、この場所は木の下で鶏が鳴いていたことに因み鶏林と呼ばれています。
 東洋最古の天文台である瞻星台(チョムソンデ)を出てすぐ左に、鶏林や慶州郷校(キョンジュヒャンギョ)への道を表す案内板あります。その案内板に従って行くと50mほどで鶏林です。道の右手の柵に囲まれた敷地が鶏林です。一見、ただの林なので見落とさないようにしましょう。実際、ただの林だったりします。。。
 
鶏林
 
鶏林碑閣:鶏林の伝説を刻んだ碑

 

 

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