国立慶州博物館は約90年の歴史を誇る博物館です。新羅(BC57-AD935)の首都であった古都・慶州の文化遺産を見ることができる博物館として、規模・質共に素晴らしく慶州に来たら必ず訪れる観光コースに入っています。
展示室は本館と第1・2別館、野外展示場の四つに分けられ、本館ではさまざまな土器や美術工芸品を見ることができます。また菊隠記念室には李養璿博士が収集品保護のために寄贈した文化財666点が展示されています。第1別館である古墳館には慶州市内の所々に残っている巨大な墓から発掘された遺物が展示されており、金冠や冠飾り、帯、耳飾りなどの金装身具などが見所。これらの文化財を通して新羅時代の優れた芸術性を確認することができるでしょう。また第2別館である雁鴨池館では雁鴨池から発掘された3万点余りの文化財の中でも代表的なものを見学できますが、他の展示館の物が王族の墓から出土した作品であるのとは違い、ここにある遺物は生活用品となっており、新羅時代の宮中生活の様子を知ることができるようになっています。屋外には、
エミレの鐘、
高仙寺址三層石塔、
崇福寺址双亀趺(亀の形をした碑文の台座)などが多くあります。
公式Webサイト:
http://gyeongju.museum.go.kr/(日本語あり)
Copyright © 2005-2020 Koreaing. all rights reserved.